書評:王様の速読術

読みたい本は沢山あるのですが、元々本を読むのが遅かった私はいまだに1冊読むのにどうしても3日くらいかかってしまいます。「なんとかインプットのスピードを速めたい!」と思って手にしたのが斉藤 英治氏の王様の速読術でした。本田 直之氏のレバレッジ・リーディングが多読の勧めであり、どうやって良書を入手しやすくしてアウトプットに繋げるかという読書の勧めであるのに対して、本書は斉藤式システム速読術を使ってインプットを効率的に行う事を目指したハウツー本といった位置づけになるでしょう。ところどころに「王様」を登場させ、忙しい「王様」が家来(本)から効率よく情報を得るにはどうしたら良いか、という物語り調で進めていく構成になっている点はユニークです。

まず始めに、「この本とつきあうのは30分と決める」ところからスタートします。30分で3ステップをこなすという方法です。

  1. 目次と図表をぱらぱらと見て本の構成を理解する(出来れば前書き・後書きも読む)-5分
  2. フォトリーディングで見開き2秒で一通り見る。右脳を使ってキーワードを探す-5分
  3. スキミングで2割を読んで8割を知る-20分
早速前々から読もうと思いつつ、なかなか手が伸びなかったフラット革命で速読を試してみました(書評は後日)。結果的には1時間くらいかかってしまったけど、何となく内容は理解出来たような気がします。フォトリーディングはキーワードを拾うくらいであれば意外と使えるということが解ってびっくりしました。スキミングがどうも上手くいかず、気がつくとガッツリと読んでたりします。ここは慣れでしょうね。フラット革命は内容的にヘビーだったこともあって多少時間がかかってしまったけど、それでも1時間でそこそこの内容が理解出来たことを考えれば、インプットのスピードが上がったとみて良いと思います。

練習を重ねて、30分で読み込めるようになれば、更に色々な本から知識を得られるようになるでしょうね。なんだかワクワクします!

王様の速読術
斉藤 英治

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